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Google for Mobile 2016 イベントレポート

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**Google for Mobile 2016 | Home 今回は, 5 月 18 - 20 日に米国マウンテンビューの Google 本社で行われた「Google I/O 2016」,5 月 24 日にサンフランシスコで行われた「Google Performance Summit 2016」な… events.withgoogle.com

イベントの概要はGoogle for Mobile 2016を見てもらうとして参加してきたセッションは下記のとおりです。

  • 基調講演
  • Cloud Vision と Speech API によるかしこい RasPi Bot の作り方
  • Firebase データベース,ストレージ,ホスティングの使い方
  • TensorFlow 入門
  • インストールなしでアプリを実行できる新技術,インスタントアプリ(Instant App)のご紹介
  • Mobile Vision API を使って,顔・バーコード・文字認識機能をアプリに手軽に導入しよう
  • プログレッシブウェブアプリ:State of the Union
  • AMP を使った一つ上のモバイルエクスペリエンス
  • プログレッシブウェブアプリの次の一歩 ~サインインとペイメント
  • Google の VR
  • VR のためのデザイン設計

Develop のセッション多めだったので偏った感想になりますが,機械学習/AI の強みを活かした API 提供を進めていてサービス開発のプラットフォーマーとして着実に強くなっている印象を受けました。具体的な API は?ということでセッション中で紹介された動画・デモを貼っておきます。

短い動画なので是非見て未来を感じてください。また Google ではDeep Learning を 60 を超えるサービスで使っていて既に枯れた技術!とのことです。

続いて Firebase。セッション数が一番多く本イベントのメインです。結果自分にとっては衝撃的な内容で,単に Parse 代替の mBaas でしょと思っていたが,アプリ向けの Google Analytics と認識を改めました。Google が買収から 1.5 年掛けて造ってきたサービスは一気に普及しそうな気配を感じさせます。ただ,Analytics 以外の機能は正直これからに期待。

PWA/AMP 前回の Google for Mobile から目立った発表はなくキャズムを超えるために頑張っている絶賛頑張っているフェーズという認識です。今回新しくデモサイトとして紹介されたのが The Washington Post です。/pwa/ に β 版サイトを別途設けているので,PWA になるとどう良くなるのかが比較しやすいです。

Android Wear 2.0 で母艦が要らなくなりようやく 1.0 になった感じ。しかしこれは!?という魅力的な機能を見つけられなかったため 3.0 に期待したい。

最後に VR Daydream。Android 7 で Daydream 対応し,年内には Daydream ready の端末がリリースされるとのこと。Daydream で重要な要素は以下 3 つ。

  • SmartPhones Android 7.0 later
  • ヘッドセット & コントローラ
  • アプリ

また,VR の主なジャンルは以下とのこと

  • Gaming
  • Personal cinema
  • Take me here
  • Bring us together
  • Experiential learning
  • Experiential creation
  • Professional guidance

距離・視野角度,文字サイズといった VR のためのガイドラインも紹介され,知見が着実に溜まっている模様。

AI First と宣言しているだけあって素晴らしい未来を感じさせてくれました。