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KPI 設定の難しさ

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KPI 決定までの大きな流れ

① まずは活動の大目的を「 KFI」として指標にする

② その達成に向けた最初の作業として,「 インサイト」の推論をする

③ そこから成果につながる「 あるべき状態(KR)」 を導く

④ その状態 を作るためのアクションを検討する

⑤ それらを想定される波及効果でつなぎ,「 ストーリー」として取りまとめる

⑥ 最後に,それを動かすための「指標」を施す

楠本 和矢. 人と組織を効果的に動かす KPI マネジメント (Kindle の位置 No.1481-1486). すばる舎. Kindle 版.

KPI 決定までの大きな流れ

Step 1.「事業の大目標」を KFI として設定する

Step 2. 対象事業に関わるステークホルダーのインサイトを探索する

Step 3. 棚卸ししたインサイトをもとに「あるべき状態 (KR)」を導出する

Step 4.「あるべき状態 (KR)」 を実現するための「 キーアクション (KA)」を導出する

Step 5. KFI, KR, KA を波及効果で連結し,「 ストーリー」 としてまとめる

Step 6. KR, KA に, 測定可能な指標を施し, 計測プランを立てる

① KFI = Key Financial Indicator 重要財務指標

② KRI = Key Result Indicator 重要結果指標

③ KAI = Key Action Indicator 重要活動指標

KPI の選定 5 箇条。

① 計測が可能

② ボリュームが大きい

③ 施策を考えることができる

④ 施策を行うことができる

⑤ 評価を行うことができる。

こういったものを KPI として設計し,施策を進めていく

KPI 設定のコツ

S Specific (具体的に表現されている)

M Measurable (数値測定が可能である)

A Achievable (実現可能な目標である)

R Relevant (目標に関連している)

T Time-bound (期限が決められている)